薄いブログ 〜全てが薄い〜

だいたい酔った勢いで書いてる

シンゴジラ 石原さとみの英語を聞いて帰国子女が思うこと

石原さとみの英語って上手いの?」

 

シン・ゴジラ」に日系アメリカ人の役で出演した石原さとみの英語に関して、シン・ゴジラを観た方によく聞かれます。

 なのでこの際、1歳で海外移住してから合計13年を海外で過ごし、英語教育しか受けていないネイティブとして思ったことを、ちょっと書いてみようと思います。

  

石原さとみの英語を聞いてどう思ったか

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やはり、訛りが強い。そして速い。この矛盾が、なんとも言えない違和感を生んでいます。

例えるなら屈強なカメルーン男性が凄まじい速さで「いやぁジェンバ・ジェンバはん、綺麗な着物やこと。何してはったの?」と流暢に話してる感覚です。

 

でも、そんなカメルーン人を見て「うげぇ」と思うでしょうか?

「頑張って日本語を覚えたんだな」と、むしろ殆どの人は感心するでしょう。

なのに石原さとみの英語には手厳しい人が多いですよね。不思議です…

 

発音が上手い=英語が上手い、ではない

日本人は発音を過剰に重視する傾向があると思います。

手前味噌で恐縮ですが、やはり僕は小さい頃から海外で過ごしたこともあり、発音は綺麗です。

確かに発音は綺麗なのですが、名前を書けば800点中500点は取れると言われる米国の統一テストで520点を叩き出した男です。日本語で言えば漢字の「草」が書けないレベルです。教師からは「テスト中に失神したのか?」と聞かれ、失神したいくらい恥ずかしかったです。

そんなミドリムシ並みの英語力の僕ですが、日本で就活をしていて、英語面接に落ちたことがありません。恐らく英語に関しては好評価だったと判断してよいでしょう。

内容的にはプランクトンの餌にもならない薄っぺらいことしか言っていないのですが、「発音が良くて」「えらく自信満々に」「早口で喋っている」ので、かなりフィルターがかかっていたように思います。

そんな僕を採用したうえ海外に送り出した人事部が凄まじく後悔した事は言うまでもありません。

なので、是非とも「発音が良い=英語が上手い」という先入観を取り払ったうえで相手の英語を聞いて欲しいな、と思います。じゃないと海外に送り出した新入社員がいきなり取引先の社長に「おっすスティーブ元気?」と挨拶するのを止める事になります。

 

 そもそも「訛り」のない英語なんて無い

「発音の良い英語を話す人」と聞いて、誰を思い浮かべるでしょうか?

BBCのキャスター?英会話スクールの先生?海外映画の俳優?

 

ぶっちゃけ、全員訛ってます。

BBCのキャスターは強烈なクイーンズイングリッシュ。アメリカに行けば絶対に茶化されます。逆も然りで、アメリカ訛りが英国に行けば茶化されます。

 

そして、訛りはうつります。

僕はアメリカ訛りで渡英して「アメリカ訛り」をイジられ、英国訛りに適応してから帰国して「英国訛り」をイジられるという、二重に悲惨なイジリを受けています。

なので住む国によって正しい発音なんて変わるし、どんな英語を身につけてもどこかで必ずイジられます。日本語訛りも英国訛りも、アメリカに行けば大差ないのです。

 

大事なのは誰が何を言うか

僕は半年ほどドイツに住んでいた事もあり、恐らく発音も文法もボロボロのドイツ語で生活していましたが、自分でも驚くほど多くの友人に恵まれました。

地元のバーに通い詰めたり、近所のBBQに参加して、ヘタクソなドイツ語と身振り手振りで必死に話し続けました。

そうしたら周りも面白がって(大体「う○こ」とか「お前の母ちゃん×○※」とか汚い言葉を)色々教えてくれるし、言葉も通じないのに一緒に旅行に連れて行ってくれるようになります。

 

その時意識していたのは発音でも文法でもなく、「笑顔」です。

何回スベっても良い。伝わらなくても良いから、ジョークを言いまくる。

逆を想像すればよいのですが、カメルーンから留学してきたジェンバジェンバが5分に1回スベり倒してたら、それはそれで面白いですよね。

 

伝えたい事、思っていることを意識して話せば、大体伝わります。

なので発音が悪いとか、気にする事ないんです。気にせず笑顔で、言いたい事を言いましょう!

 

結論:石原さとみは可愛い

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公平な村

昔々ある村に、農家のおじいさんがいました。

 

農家のおじいさんが先祖代々受け継いできた畑はとても良質で、何を植えても、他の畑より大きくて健康な作物が育つ肥沃な畑でした。おじいさんはそんな畑を大切に扱い、毎日丁寧に手入れをしていました。

 

しかし他の農家達の中には、おじいさんの畑を疎ましく思う人もいました。ある日、そんな農家達は、おじいさんを囲んでこう言いました。

 

「あなたの畑は私たちの畑よりはるかに良質だ。それなのに私たちと同じ分の年貢しか納めないのは、不公平だ」

 

そうだそうだ、と他の農家達も同調しました。困ったおじいさんはこう返しました。

 

「確かに私の畑は少し特別なようですが、それは私の先祖が代々大切に手入れをしてきたからではありませんか。私も畑を大切にしてきましたし、その努力が実っているだけではありませんか」

 

それでも納得できない農家達は「では多数決をとりましょう」と宣言し、その場にいた20名ほどの農家が、おじいさんの年貢を増やす事に賛成しました。反対したのはおじいさん一人だけでした。

 

「わかりました。それでは私は皆様の2倍の年貢を納めましょう」

 

この提案に満足した農家達はゾロゾロと畑から離れていきました。

 

「あのじいさんが多く年貢を納めてくれたら、俺たちは少し楽をできるぞ」

「特別な畑を持っているんだ、それぐらいはやってくれなきゃな」

 

そんな声が聞こえてきて、おじいさんはいたたまれない気持ちになりました。畑の世話も手がつかなくなり、手入れが減った畑は少しずつ枯れ衰え、あれほど素晴らしかった畑からはロクな作物が育たなくなり、おじいさん手元には2倍に増えた年貢だけが残りました。

 

 

 

同じ村の別の家に、馬を育てるおじいさんが居ました。

 

そのおじいさんは馬が大好きで、暇さえあれば馬のことを考え、馬の本を読み、馬を育てる事に心血を注いでいました。そんな生活を20年も続けた結果、どんな駄馬も駿馬にしてしまう名伯楽になったのです。

 

おじいさんが育てた馬は他の馬より何倍も高値で売り買いされ、村の外からも馬を買いたい人が訪れ、村にとっては貴重な収入でした。おじいさんが育てた馬の評判はどんどん広まり、近々王様にも献上するのではないかと噂されていました。

 

そんな噂を聞いた周りの馬飼はおじいさんに嫉妬して、ある日、大勢でゾロゾロとおじいさんの馬舎に詰め寄りました。

 

「あなたが育てる馬はどういう訳だか質が高いから、あなたばかり注文が殺到して、他の馬飼達に不公平だ。良い馬が育ったら、何頭か融通してほしい」

 

それを聞いたおじいさんは激怒しました。

 

「何を言っているのです。私が休む間も惜しんで馬のことを学んでいる事は知っているはずです。あなた達が遊び、休んでいる間に私は馬のことを考えています。だから駿馬が育つのですよ」

 

しかし他の馬飼達は納得できないので「多数決をしましょう」と提案しました。その場にいた20人の馬飼が、おじいさんの駿馬を連れていく事に賛成しました。反対したのはおじいさんだけでした。

 

「分かりましたよ。好きなだけ持っていけばいいでしょう」

 

おじいさんはそう言って諦めざるを得ませんでした。馬飼達はズカズカと馬舎に立ち入り、おじいさんが大切に育てた馬を吟味し始めました。中でもおじいさんが特に大切に育てた3頭を引き連れて、馬飼達は馬舎を後にしました。

 

「良い馬は村で平等に分けないと、不公平だからな」

「これで村が潤う。また宴が開けるな」

 

自分がたくさん努力して育てた馬を奪われて、おじいさんは悲しくなりました。それ以降、どれだけ良い馬を育てても取り上げられてしまうので、おじいさんは馬を育てる気を無くしてしまいました。馬の質はみるみる低下し、王様に献上できるような馬がその村から生まれる事はありませんでした。

 

 

 

同じ村の別の家に、とても貧しい少年が暮らしていました。

 

少年は本が好きで、村長の蔵書室に夜な夜な忍び込んでは本を読み、たくさんのことを学び、将来は学者になって村の役に立ちたいと考えていました。

 

農業に興味を持った少年は、かつてその村で最も優秀な農家と噂されているおじいさんの元を訪ねて、農業に大切なことを教わろうと考えました。おじいさんは悲しい目で遠くを見つめると、こう言いました。

 

「良い畑を作る事に意味なんてないよ。周りには嫉妬され、年貢を増やされ、もっと働かされるだけだからね」

 

少年は馬にも興味がありました。王様にも馬を献上する予定だった名伯楽が村に居ると聞いて、そのおじいさんの元を訪ねました。馬について聞かれると、おじいさんは怒ってしまいました。

 

「良い馬の育て方?そんなこと考えて何になるんだ!どんなに大事に育てたって、奪われるんだ」

 

しまいには、おじいさんは泣き出してしまいました。少年は自宅に帰る道すがら「せっかく頑張った人が、どうして悲しい思いをしているんだろう」と不思議に思いました。

 

少年はその後もたくさんのことを学び、小さい頃からの夢だった学者になりました。村の作物を襲う疫病を解明し、馬を育てる学校を建てて、より良い村を作ろうと努力しました。こうした取り組みが王様にも認められて、都市からも様々な人が少年の教えを求めて、村を訪れるようになりました。

 

すると村人の中から、これを快く思わない人達が現れました。

 

「王様に認められたからって、生意気だ」

「家もどんどん大きくなっていくぞ。不公平だ」

 

不満を募らせた村人たちは結託して、少年の家を取り囲みました。

 

「あなたは立派な学者様で、たくさんのお金を稼いでいる。だから私たちの10倍は年貢を払わないと不公平だ」

 

少年は心底驚いて、目を見開きました。そして怒りに口を震わせながら、ゆっくり反論しました。

 

「私がどれほど貧しい家から生まれたか、皆様ご存知でしょう。どれだけ勉強して、頑張って今の地位を築いたのかも。最初からお金も畑も馬も持っているあなた方が私の半分でも努力していたなら、私より遥かに大きな家を建てられたことでしょう。

 

あなた方は努力をする代わりに嫉妬する。
自分を高める代わりに、他人を引き摺り下ろそうとする。
そんなことを繰り返していては村が衰退する一方ではありませんか

 

これに怒ったのは村人たちの方でした。

 

「偉そうなことを言いやがる。お前の方がたくさん稼いでいる。だからたくさん年貢を納める。これのどこがおかしい。どうしても納得できないと言うのなら、多数決をしよう」

 

多数決の結果は...言うまでもありませんね。村人たちは上気した顔を揃えて、こう言いながら少年の家を去りました。

 

「一人だけ抜け駆けしようなど、けしからん」

「村の中は公平でなければいけない」

 

村に愛想が尽きた少年は、すぐに都市に引っ越しました。

 

その後、村の作物は新しい疫病に晒されて壊滅しましたが、その理由を調べる人も、解決する人も居ません。ろくな馬が育たないものだから村の外からの収入は途絶え、村はどんどん痩せ細りました。

 

そんな中、誰かの声が響き渡りました。

 

「どうしてか、疫病の影響を受けずに育っている作物があるぞ」

「それは不公平だな」

3週間だけ勉強して応用情報技術者になった

応用情報技術者試験に合格しました!

 

IT系のエンジニアでなければ耳慣れない資格だと思うのですが

要はこんなやつです:

 

情報処理技術者試験は、情報処理の促進に関する法律に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
 情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。

 

 

合格率は20%くらいです。

 

僕はエンジニア歴3ヶ月、勉強を始めたのは試験3週間前

 

・IT系の知識が全く無いところからのスタート

・ほとんど時間がない

 

という状況で受験することになりました。

 

正直、まったく資格には興味がなかったのですが

会社が受験料を補助してくれるのと、少しお祝い金が出るので

お金に釣られて頑張りました。

 

やるからには受かりたかったので、

それなりに勉強法を工夫して、選択と集中を徹底しました。

 

これから応用情報試験を受ける人に少しでも役立つよう、

折角なのでまとめようと思います

 

 

というのが建前で

小学校の頃に「俺全然勉強してないけどテスト100点とっちゃったぜ〜」

とか自慢してくるクソガキが一人は居ましたよね?

 

今からアレをやろうとしています。

 

日頃ストレスやヘイトが溜まっている方は

ドヤ顔で打鍵する僕の文章を読むだけでムカムカすると思うので

カピバラの入浴動画でも見て、そっとブラウザを閉じてください。

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強の進め方

  • 現在地と目標の差を知る
  • 狙う科目を絞る(前半)
  • 狙う科目を絞る(後半)
  • 暗記効率をあげる

 

 

現在地と目標の差を知る

 

まず応用情報の合格条件を知ることから始めます。

 

試験は前半・後半に分かれていて

前半は単一選択問題(80問)、

後半は単一選択と自由記述の混合問題(10問のうち5問を選択)です。

 

合格条件:

・前半 -> 60%以上の正答率

・後半 -> 60%以上の正答率

 

意外と低いですね。60%以上の得点は基本的に無駄なので、7割程度の正答率がコンスタントに出せるようになれば、前半の勉強は切り上げても良いのではないでしょうか。

 

合格点を知った後、まずは一度過去問を受けてみます。

以下のサイトが使いやすかったです。

 

応用情報技術者 過去問題解説(平成29年春期)|応用情報技術者試験.com

 

 

ちなみに勉強1日目の成績は16/80でした。

これでも思ったより当たったな、という印象でした。

 

 

 

狙う科目を絞る(前半)

 

前半の試験項目は以下の通りです。

 

 

 

1.基礎理論

(離散数学応用数学情報理論・通信理論・計測制御理論)

2アルゴリズムとプログラミング

(データ構造・アルゴリズム・プログラミング・プログラム言語・マークアップ言語など)

3.コンピュータ構成要素

(プロセッサ・メモリ・バス・入出力デバイス・入出力装置)

4.システム構成要素

(システムの構成・システム評価指標)

5.ソフトウェア

(オペレーティングシステムミドルウェアファイルシステム・開発ツール・オープンソースソフトウェア)

6.ハードウェア

(ハードウェア全般)

7.ヒューマンインターフェイス

(ヒューマンインターフェイス技術・インターフェイス設計)

8.マルチメディア

(マルチメディア技術・マルチメディア応用)

9.データベース

(データベース方式・データベース設計・データ操作・トランザクション処理・データベース応用)

10.ネットワーク

(ネットワーク方式・データ通信と制御・通信プロトコル・ネットワーク管理・ネットワーク応用)

11.セキュリティ

(情報セキュリティ・情報セキュリティ管理・セキュリティ技術評価・情報セキュリティ対策・セキュリティ実装技術)

12システム開発技術

(システム要件定義・システム方式設計・ソフトウェア要件定義・ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計・ソフトウェア構築・ソフトウェア結合/ソフトウェア適格性確認テスト・システム結合/システム適格性確認テスト・導入・受入支援・保守・廃棄)

13.ソフトウェア開発管理技術

(開発プロセス手法・知的財産適用管理・開発環境管理・構成管理・変更管理)

14.プロジェクトマネジメント

(プロジェクトマネジメント・統合マネジメント・ステークホルダマネジメント・スコープマネジメント・タイムマネジメント・コストマネジメント・品質マネジメント・資源マネジメント・コミュニケーションマネジメント・リスクマネジメント・調達マネジメント)

15サービスマネジメント

(サービスマネジメント・サービスの設計/移行・サービスマネジメントプロセス・サービスの運用・ファシリティマネジメント)

16.システム監査

(システム監査・内部統制)

17.システム戦略

(情報システム戦略・業務プロセス・ソリューションビジネス・システム活用促進・評価)

18.システム企画

(システム化計画・要件定義・調達計画・実施)

19.経営戦略マネジメント

(経営戦略手法・マーケティング・ビジネス戦略と目標・評価・経営管理システム)

20.技術戦略マネジメント

(技術開発戦略の立案・技術開発計画)

21.ビジネスインダストリ

(ビジネスシステム・エンジニアリングシステム・e-ビジネス・民生機器・産業機器)

22.企業活動

(経営組織論・OR/IE・会計財務)

23.法務

(知的財産権・セキュリティ関連法規・労働関連/取引関連法規・その他の法律/ガイドライン/技術者倫理・標準化関連)

 

 

ここから、まずは過去問を漁って

分野毎の出題率を集計しました。

こんな感じです:

 

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セキュリティだけで前半問題の20%を占める、

ヒューマンインターフェース、マルチメディアはほぼ1問しか出ない、などなど

どの分野が大切なのか確認します。

 

試験に合格することを目標と置くならば、

ヒューマンインターフェースは学ぶ意味がなく、

セキュリティ〜基礎理論の5分野を学ぶだけで

目標とする正答率60%は達成できることがわかります。

 

5年以内に焦点を置いているのは

試験の出題傾向が直近と過去だと違いそうなので

今後どの分野がより増えそうか予測するためです。

アルゴリズムなどは、最近の出題頻度が落ちているのがわかります。

 

というわけで僕は

 

セキュリティ

データベース

システム構成要素

ネットワーク

基礎理論

 

この辺りを重点テーマに置きました。

特にセキュリティは後半の必須回答問題になっているので、最優先です。

 

 

 

 

狙う科目を絞る(後半)

 

 

セキュリティの他に4分野を選ぶ必要があるため、どの分野を学ぶか決めましょう。

 

ただ後半問題は、前半問題より出題傾向が読みにくい気がします。

 

同じセキュリティの問題であっても

年度によってマルウェア対策だったり、インシデント対策だったり...

  

なので比較的バラつきが少ない分野にあたりをつけましょう。

 

 

・システム監査

 

監査は基本的にやることが決まっているし、そう頻繁に変わらないので、ばらつきが少ないように思います。

 

 

...ばらつきが少ない分野を探しましょうと言いつつ、監査以外は全部問題のばらつきが大きかったので、作戦変更して「考えればなんとなくわかる」系を狙います。

 

・経営戦略

・プログラミング

・データベース

 

「経営戦略」

これはもう、なんとなくそれっぽいカタカナを並べれば当たるので必ず選びましょう。

古い経営戦略が多いので、新聞を読んでいる人なら絶対どこかで聞いたことのある内容が出てきます。

 

6シグマでクオリティマネジメントをグローバルにフランチャイズして

ブレインでダイバーシティにソリューションプランニングして

プロブレムソリューションフィットをコンサルティングしましょう

 

「プログラミング」

日本語表記でアルゴリズムを考えるだけなので、事前知識は不要です。

その場で焦らずゆっくり考えれば解けるので、この分野も必ず選びましょう。

 

「データベース」

これは事前学習が必須です。後半の勉強の大半はここに充てました。

 

単純ですが、少し長めのSQL文を理解する必要があるので

2、3冊ほどSQL文の前半章を読み漁りました。

いくつか自分でテーブルを作ってみて

自力でサブクエリが組めるようになれば十分だと思います。

 

ワークベンチを入れて

mysqlのサンプルデータを拾ってきて

SQL文で遊びまくってみましょう!

 

MySQL :: MySQL Workbench

MySQL :: Employees Sample Database

 

 

 

 

暗記効率をあげる

 

狙いどころを決めたら、あとは狂ったように過去問を解きまくります。

参考書は役に立たないので薪にくべて暖に変えてください。

 

・完全に理解するほど詳しく書かれているわけではない(ほぼwikiレベル)

・出題されない内容も網羅しているので非効率

・なにより重い

 

過去問題ならスマホで解けるので便利です。

 

ちなみに過去問題と同じ問題が出る場合、回答の並びまで同じです。

 

なので「あ、この問題の回答はBだ」

といった具合に暗記できるのも、過去問題を重点的にやるメリットです。

 

 

暗記方法は人によって向き・不向きがあるのですが

以下は僕にとって効果的だった試みです。

 

 

①寝る前に復習

寝る前の思考は定着しやすいです。

日中の乱雑な思考を睡眠中に脳が整理するからだそうです。

布団に入ってからも、その日に学んだ内容を必ず復習します。

 

②他人と教え合う

おそらく同じ大学・会社に自分以外の受験者がいるはず。

探し出して息の根を止めr 一緒に勉強しましょう。

自分の頭でウンウン唸るのは効率が悪いです。

 

人は脳内で思考する間、

大抵はすでに認識している思考をなぞるだけで終わっている気がします。

 

例えば「なぜ円安になると輸出が伸びるのか?」と聞かれれば、

大抵の人は既に学んだ内容や、

誰かから聞いた話を記憶から引き出して答えます。

そこに思考はありません。

 

人と話すことで想定外の思考が投げ入れられ、

そこを記憶したい対象と連結することで

初めて新たな記憶のヒントが得られて「面」の思考が成り立つように思います。

 

なので積極的に勉強内容について、人と話しましょう。

 

 

③学んだ内容を「面白い!」と感じる努力をする

 

基礎理論に「情報の圧縮」に関する知識が登場します。

 

例えばDAEBCBACBBBC

という文字列があった場合、

通常ならaを表現するのに8ビットかかります。

 

ここで出現頻度が高い文字をビット000、

次に出現頻度が高い文字を001など、

事前に決めた対照表に沿って暗号化すれば

aという文字を3ビットで表現できるようになります。

 

これを知った時は3週間ぶりに便が出た時に匹敵する開放感を覚えました。

 

こうやって圧縮しているのか!!!と

めっちゃ面白い!!!と

 

 

このように「面白い」と感じた記憶は定着しやすいようなので

僕は一問解くたびに、その問題の「面白い!」と感じるポイントを探すことに

少しだけ時間を割いていました。

 

CPUの使用率に関して学んだら

まずアクティビティモニタを開いてみる。

 

ipアドレスに関して学んだら、

まずifconfigで自分のPCのアドレスを調べてみる。

telnetで何か呼んでみる。

 

選択と集中をしたからには、

「集中」する問題に割ける余剰時間があるわけですから

その時間を「楽しむ」ことに充てました。

 

1日に100を学んで30しか覚えられないより、

1日に40を学んで30を覚えた方が気持ちいい。

 

翌日には30が更に9まで落ちるより

翌日も30を22くらい維持できた方が効率がいい。

 

インプットの量ではなく、定着の量を意識することが

とても大事な勘所だったと感じます。

 

 

 

 

そして今

 

こんな風に書いていますが

3週間で覚えた内容は

1週間で全て忘れました。

 

スラムダンクの彩子さんも言ってました。短期間で身につけた力は、鍛錬を怠ると、すぐ失われると。

 

唯一覚えているのは「なんで情報技術の試験なのに紙で試験受けてるんだ」という疑問です。なんでなんだぜ。

日本人と怒りの付き合い方

こんにちは。

 

最近、怒りっぽい人が多いように思います。

気のせいかもしれませんが。

 

老若男女問わず、周りの人を押しのけながら満員電車に乗り込む人。

自分とは何ら関係のない芸能人の不倫報道に、これ幸いと義憤を隠れミノにウサ晴らしをする人。

他人の揚げ足をとることに命をかけて、言葉の不謹慎狩りを繰り返す人。

 

怒りっぽい人に囲まれた生活は、とても息苦しいと思うのです。

 

そして、何だかこの怒りっぽさは

日本人特有の性質なのかな?と最近感じはじめています。

 

よく文句を言うイギリス人、ドイツ人

その昔、イギリスとドイツに住んでいた頃。

まぁ彼らの感情の激しさ、不満の量に面食らいました。

 

日本ではあまり見かけない光景だと思うんですが

たとえば給湯器が壊れてお湯が出なくなろうものなら

シャワーから裸一貫で飛び出して来て

 

「マァァァァザファッカアアア!!この水道を作ったやつの腸をえぐり出して、

 子孫もろとも平行世界からもぶち◯してやる!!!ガアッッッデム!!!」

 

くらいの勢いでブチ切れてキッチンを5周しつつ全員に怒りを共有してから去ったり。

 

 

例えば自販機にお金を入れて、ボタンを押しても商品が出てこないと、これまた

 

「シイイイイッッット!!!!この自販機作ったやつぁゴキブリと人間のハーフにちがいねぇ!縛り付けて、目の前で先祖もろともアースジェットしてやりてぇ!!!ビッチ!!!!」

 

くらいの勢いで吐き捨てたりします。

 

とにかく「我慢」というものを知らない生物なのです。

 

なので、しょっちゅう喧嘩が勃発するのですが

なぜか全く尾を引かない綺麗な終わり方をするのが

彼らの不思議な特性なのです。

 

たとえば僕が以前ドイツで働いていた頃、

仕事上の意見対立から、ものすごい剣幕で先輩二人が怒鳴りあっていたものですから

「あー、職場の空気が悪くなっちゃうなぁ・・・」と心配したのですが

翌朝には二人揃ってコーヒーを飲みながら談笑している。

 

「昨日はあんなに怒鳴りあっていたのに、すごいなぁ・・・」と関心したものです。

 

確かに、よくよく彼らの言い争いを振り返ってみると

 

「お前の意見は、これこれ、こういう理由で、間違っている」

「違う、これこれ、こういう理由で、正しい」

 

など、議論が「発言内容」「その根拠」などに徹底しており

一度も個人に対する人格攻撃や、「もうたくさんだ!」といった

投げやりな感情発露はなかったように思うのです。

 

そしてふと、僕の母校(米国式のインターナショナルスクール)が用意していた、

ある授業のことを思い出しました。

 

(Anger Management)アンガーマネジメント

僕の学校には(確か)anger managementという授業がありました。

直訳で「怒りの制御」でしょうか。

 

しょっちゅう喧嘩をしてしまう問題児が強制的に受けさせられる

さながら更生授業のようなカリキュラムでした。

 

そしてその内容は授業というより、

様々な質問を通じた状況分析の時間でした。

 

「相手は、具体的に、あなたに何をしたのか」

「具体的に、どの発言が気に障ったのか」

「それはなぜなのか」

「相手は、どんな意図で、あなたにそんなことを言ったと思うか」

「なぜ、相手はそんなことを言ってしまったのか」

「想像で構わないから、相手が怒った理由と、その背景を可能な限り挙げてみよ」

 

やっている事は非常に単純で

 

「相手の立場を考えよう」

 

これだけなんですね。

 

喧嘩をした当事者が双方、このような分析を実施してから

 

「僕がこんな事を言った時、君はこういう理由から、こう感じたと思う」

「それに対しては申し訳ないと思っている」

「でも僕は、君があんな事を言ったとき、こう感じた」

「それに対しては謝罪をしてほしいと思っている」

 

と、お互いに、相手の気持ちを想像した結果を伝える。

 

これを繰り返すことで和解を促す時間でした。

 

当時の僕は小っ恥ずかしさを感じていたのですが

幼少期から「感情の授業」を受けることは

相手を尊重しつつ問題を解決する心構えを学ぶ、

とても有意義な時間だったと思います。

 

なぜ日本人は話し合わないのだろうか

僕が日本で生活していて一番強い違和感を覚えるのは

「話し合い」に対する異様なまでの拒否感です。

 

直接注意してくれない

例えば僕が社会人1年目の頃。

当然、今まで英語で生活してきたわけですから

敬語がまったく使えません。

 

とはいえ、特に周囲に注意されることもなかったので

拙いなりに、ちゃんと敬語は使えてるのかな?思っていたら

ある日、先輩社員がこんな事を教えてくれました。

 

「ベテラン社員のAさんが、お前の口調が気に入らないって言ってたよ」

 

その話を聞いて直ぐAさんの席に向かい

「僕の口調が失礼だったようですね。ごめんなさい」と謝罪したところ

「おお・・・いや、むしろ陰口みたいになってすまんね」と

許していただけました。

 

でも、もし先輩がAさんの不審を教えてくれなければ

僕は生涯Aさんに嫌われ続けていたことになります。

 

そして「嫌い」という気持ちは必ず伝播しますから

僕もいずれはAさんを嫌っていたかもしれません。

 

なぜAさんは僕に伝えてくれなかったんだろう。

とにかく不思議でなりませんでした。

 

「解決」より「謝罪」

また別の日に、別の先輩から飲み会の席で

「お前は、生意気なんだよ」

と、直接注意されたことがありました。

 

そこで「どういうところが生意気なんですか?」と聞き返したところ

「そういうところが生意気なんだ!」と、さらに怒られました。

 

何度「具体的な状況を教えてください」と聞いても

「そういうところだ!」としか返されないので

 

さすがに、それに対しては僕も納得できなかったので

 

「僕としては「生意気だ」と言われたので

 原因を知って直して、あなたと仲直りしたかったです。

 

 でも、あなたにとっては問題を解消して良好な人間関係を築くことより

 形だけの謝罪を得るほうが大事なんですね。

 では、形だけ謝ります。ごめんなさい」

 

と言ったら、めちゃくちゃにブチ切れられました。

 

 

 

今にして思えば当然なのですが(それを当然と思う程度には日本の文化に慣れてきた)

 

 

これも、当時とても不思議でした。

 

同じフロアにムカつく相手が座っているより

対話して解決した方が絶対に良いのに

なぜこの人は解決を選ばないのだろう・・・と。

 

 

溜め込んだ怒りの肥溜め

当然、解決しないまま溜め込んだ怒りは、いずれ爆発します。

 

昔は「我慢」「沈黙」が美徳であり、

それを適切に処理できるだけの技量が日本人に備わっていたのかもしれません。

 

でも正直、完璧に「我慢」できている人を、僕は見たことがありません。

 

1ヶ月、1年先かもしれませんが、いつかブチ切れた時に

「そういえばお前は半年前、こんなことをしたな!」とか

凄まじく過去に遡ってなじられることが多いです。

 

それは問題が発生した時に言ってくれよ、と思ってしまうのです。

 

「お前の先祖が鎌倉時代に俺の家に火をつけたな!その恨み!」

 

とか言われてる気分です。

そんなもん僕の先祖に直接言ってほしいですよね。

 

こうして「その時々で言わずに溜め込まれた怒り」が

満員電車や下世話な不倫報道、SNSなどの肥溜めに

噴流しているように感じるのです。

 

日本では、もう少し「対話」に高い価値がつけられても良いのではないでしょうか。

 せっかく人間は高度な言語能力、情報共有能力を有しているので

これを使わない手はないと思うのです。